Google+ 月イチ海外旅行プランナー: 2010-10

2010-10-30

シンガポール・セール&シアトル冬スペシャル。

ユナイテッド航空(UA)は、10月からのお得な運賃としてオール込みフェアーをすでに発表していましたが、シンガポール往復について、さらにお得なセールを企画してきました。ウェブだけのシンガポール・スペシャル運賃で、日本出発が12月9日までの旅程に適用されます。

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シンガポール・セール
コミコミ費用:¥29,000(航空券本体)+¥4,330(諸税等)=¥33,330
※本日計算時点。為替の関係で若干の変動あり。
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・予約クラスが "L" (LZOO)なので、ANAマイレージクラブには50%積算される運賃ですな。70%積算だったら、けっこう美味しい運賃になりますが、まあ50%ということでそれなりという感触です。往復で3312マイル&PPが貯まります。

・最長旅行日数は14日。ただしブラックアウト日として、2010年12月21日~23日の帰国便が指定されているので、事実上、最終的な帰国日は12月20日です。

ユナイテッド航空のシンガポール線は、以前の記事で書いたとおりに時刻があまり良くないので、費用優先という人向けのスペシャル運賃になるかなと思います。

なお、ユナイテッド航空では、シアトル行きのスペシャル運賃も発売中です。こちらの方がPP効率としてはいいので、修行向けにはいいと思うんですが、シアトル往復するような時間があるのか、っていう問題がクリアできるかどうかですね。

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シアトル冬スペシャル
コミコミ費用:¥62,160(航空券本体)+¥4,790(諸税等)=¥66,950
※本日計算時点。為替や経由地によっては若干の変動あり。
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Webサイトにはいろいろと条件が書いてありますが、こちらもポイントをいくつか。

・ANAと同様の条件で日本各地から乗継ぎ(往復)ができる。大阪・名古屋からは追加料金なし。その他の主要空港からは、10,000円追加料金で乗継便が追加できる。つまり、日本の国内線区間は、ほとんどの区間で5,000円で追加できるのでお得感あり。恐らく、この国内線区間のANAマイレージへの積算率は、ANA便名の場合であれば100%取れる。

・同じ運賃適用で、旅程はおおむね3パターンある。1.シアトル(SEA)直行 2.ロサンゼルス(LAX)経由 3.サンフランシスコ(SFO)経由。2と3には、さらにポートランド(PDX)を経由する場合もある。しかし途中降機不可なので、ロサンゼルス・サンフランシスコ・ポートランド滞在は24時間以内のみ可能。一番マイルが稼げるのは、ロサンゼルス経由。なお、厳密には経由便が多くなると空港税の関係で数百円、合計費用が高くなる。

・日本発 土曜~日曜日、米国発 金曜~土曜日の場合は、片道につき7,000円が上記運賃に加算される。往復で14,000円加算されると、あまり美味しくなくなってしまう。。

・航空券最終購入日は2010年11月12日。2010年12月17日までに旅行を開始し、最長旅行期間は21日。ブラックアウト期間がないため、年末にアメリカ旅行に行くには使える券っぽい感じがします。まあ、12月のいい時期にこの運賃の券が残っている可能性は低いかも。

・少し前には同じくらいの値段で "L" クラスで発売していたのですが、どうやら11月5日からは "S" クラスに格上げされるみたい。ANAマイレージクラブでいえば、50%積算→70%積算へ変更となるので、これは大きな違いとなります。

たとえば、このシアトル冬スペシャルで、お得そうな国内線の成田=沖縄を往復でANA便で組み込み、さらにロサンゼルス経由にすれば… OKA-NRT-LAX-SEA-LAX-NRT-OKA となり、総額は77,160円で、獲得PPは(たぶん)12,974PPとなります。1PP=約5.95円ですから、けっこう効率はよいですね。

#ところで、航空会社ごとに微妙に同じ区間でもマイル計算が違うのが、未だによくわかりません。たとえばOKA-NRT間の場合、UAは1,002マイルですが、NHは984マイルで積算されます。こういった時に、UAで券を購入してAMCへ積算する場合、いったいマイルはどちらのマイル計算に基づいて積算されるのか?は経験がないため、よくわかっていません。。なお上記のPPはUA基準で計算しています。

2010-10-29

ジェットスター航空:メールマガジン限定セール。

ジェットスター航空(JQ)が、11月~12月のケアンズ&ゴールドコースト線に ”ジェットメールメンバー 限定セール!!" と題して、キャンペーン運賃を出してきましたね。ジェットメールというメルマガ購読者限定の運賃なので、そのメルマガからしか購入ページに飛ぶことができないようになっているようですな。

メルマガによると、具体的な運賃は以下の通りで、ケアンズとゴールドコースト、それぞれ往復¥20,000という破格運賃!ジェットスターのビジネスクラス、スタークラスの往復航空券も、往復¥70,000ということで、諸条件はもちろんありますが、LCCの面目躍如といったところでしょう。

特別キャンペーン料金[ジェットセーバー(エコノミークラス)]
大阪(関西国際空港)⇔ キャンペーン料金
[ジェットセーバー

(エコノミークラス)]
渡航期間
ケアンズ 往復¥20,000* 2010年
11月7日(日)~12月16日(木)
ゴールドコースト 往復¥20,000* 2010年
11月7日(日)~12月16日(木)

特別キャンペーン料金[スタークラス]
大阪(関西国際空港)⇔ キャンペーン料金
[スタークラス]
渡航期間
ケアンズ 往復¥70,000* 2010年
11月7日(日)~12月16日(木)
ゴールドコースト往復¥70,000* 2010年
11月7日(日)~12月16日(木)

で、一応ジェットスターのサイト上でも確認してみたところ、エコノミークラスだと、上記の「ジェットセーバー」より更に安い運賃として「ジェットセーバーライト」というものがさらに表示されます(メールマガジンにはこの運賃に関する大きな記載はありません)。「ジェットセーバーライト」は、持ち込み手荷物(10kgまで)のみの場合の運賃で、チェックインする預け荷物がない人は、この運賃での搭乗ができます。 「ジェットセーバーライト」だと、燃油諸税コミコミの金額で、往復44,670です。内訳は以下の通りです。

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出発便
航空運賃 ¥8,000
オーストラリア 国際線旅客サービス料 ¥1,690
燃料サーチャージ ¥9,200
日本 空港施設使用料 ¥2,650
1 x Adult サブトータル ¥21,540

帰国便
航空運賃 ¥8,000
パッセンジャームーブメント ¥3,800
安全とセキュリティー ¥440
オーストラリア 国際線旅客サービス料 ¥1,690
燃料サーチャージ ¥9,200
1 x Adult サブトータル ¥23,130
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燃油サーチャージは、往復18,000円のはずで、サイトにも明記してあるのですが、上記だと400円上乗せされています。どういうことかちょっとわかりません。ジェットスターは燃油サーチャージも日々変動しているのでしょうかね??

ジェットスターはじめ、航空会社のメールマガジンは購読しておくといいと思います。特にLCCはこういったキャンペーン価格をメルマガでもよく告知してくれますので、見逃さないためにもお勧めします!

2010-10-28

韓国:ソウルの日本語地図 コネスト(konest)。

来月はソウル行きがほぼ決定しつつあります。去年の夏に行って以来ですが、前回の弾丸ツアーでは行けなかったDMZ&板門店にベタに行ってみようと思っています。とりあえずツアーでないと行けない?ようなので、いろいろ調査中。意外と高いですな。11月半ばともなると、ソウルも相当寒くなっているんだろうなぁ…そして夜はやることないし、悪友とカジノにずっぽりはまるのだろうw

で、まだ出発まで1ヶ月くらいあるので大丈夫かと思っていたら、あたりをつけている宿がほぼ満室で全滅。インターネットが使えて、交通の便が良くて、ある程度安いところはやはり人気の様子。。。なんとか忠武路あたりの1泊3300円のオンドル部屋をソウルナビで確保しました。ここはAgodaなどの予約サイトでは全然出てこないような安いラインのホテルも出てくるのでとても重宝しております。

飛行機とホテルは決まったので、とりあえず色々とWebサイトを渡り歩いて調べていくと、韓国の情報の多くはハングル文字なので、とにかく読めない。特に困るのが、地図が読めないこと。意味はおろか、駅名の発音すら分からない。で、英語ページとかがあるかといえば、たいていない(笑)。naverはまあハングルだけでも仕方ないとして、Googleマップでさえも、主要な土地の名前以外にぽつぽつ英語表記があるものの、基本はハングルオンリーとなっている。

で、表題のとおりで、そういった困りごとを解決してくれている、見事な地図を提供してくれているサイトがありました。コネスト(konest)韓国地図は、多くの地図サイトと同様に、ズームイン/アウトができるのはもちろんのこと、特筆すべきは日本語検索ができること。これは大したものだと思う。

これでソウル市内の全体感をつかむことができて、行きたい場所へどうやったらアクセスできるかも把握することができた。現地でも、街中でWifiがつかえればiPhoneとの組み合わせてこでも地図参照できるので、かなり使えそうなのですが。

2010-10-27

羽田国際線:シンガポール行き初便の投げ売り状況。

10月31日、もしくは11月1日発の羽田発シンガポール行きの初便チケットが、かなりの投げ売り価格で出てきておりますな。だいぶ前から、けっこう安い値段で出してきていましたが、ここについに極まれりという様相です。

【往路:羽田発/復路:成田着】<羽田発初便キャンペーン>ANA直行便で行くシンガポール


ANAでのシンガポール直行便往復が¥9800。4日~6日間FIX(帰路変更不可)、発券期限は出発から3日前で、往路は初便限定なので10/31発のNH151(HND 23:30 - SIN 06:20+1)のみ。復路は2010/11/02-2010/11/08のいずれかとなる様子で、成田着深夜便ということはNH902(SIN 00:55 - NRT 08:35)利用限定。予約クラスはわからないが・・・たぶんTだろう。

<< 11/1(月)出発限定☆先着2名様!驚きの9,800円! >>~~羽田発着・シンガポール航空指定(4日間)の航空券がこの価格!~~

こちらもシンガポール航空で同様に¥9800。出発は11/1(月)SQ635(HND 06:25 - SIN 12:50)限定。こちらは現地2泊しばり(1泊も3泊以上も不可)だが、羽田発着なので利便性は高い。

席が余っている・・・というのが素直な見方ですが、初便が日曜・月曜発ということもあって、埋まりにくいのは残念なところですね。スケジュールが合う人にとっては、かなりお値打ちな運賃だと思います。といっても限定なので即売り切れでしょうが。。

2010-10-26

シンガポール:弾丸1泊4日ツアーが19,800円!

ツアー紹介ばかりして手抜きになっていますが・・・・・・羽田空港からのツアーがここぞとばかりにお得なものがいくつか出てきていて、気になるものも多いので。。日程繰りが上手く行かなくて、自分が行けないのがツライところ。

羽田就航記念キャンペーン★★電話予約限定 行きは羽田発//帰りは成田着 【送迎なしスマートプラン♪ 未定直行便で行く!★2名様以上限定】 シンガポール4日間 スペシャルクラスホテル

2010年10月31日~11月5日の羽田発で設定されている限定商品になります。

ポイントを挙げてみると…

・最安値だとコミコミで¥19,800(!!!!)、土日がらみでも¥29,800。どちらも十分お得。

・航空券もホテルもついていて、あとは完全フリープランという自由度の高さ。しかもホテルはアーリーチェックインまで出来るらしい!

・往復ともに深夜便なので、移動効率が良い。ほぼ丸々2日、現地滞在を楽しめる。特に11月5日出発の場合は、全く休みを取らずに土日シンガポール滞在できる

・航空会社未定だが、羽田⇔シンガポールの直行便なので、JAL、ANA、SQに絞られる。おいしい。

これだけお得で、しかも使いやすいと、即完売になっている予感もしますが。このツアーが設定されている11月初週は、11月3日が祝日ですし、そもそも休みやすい日程になっています。自分も11/6~11/7の土日がもしフリーだったら・・・このツアーは飛び付いていたかも。いや、考える前に飛び付いていたな(笑)

2010-10-23

LCCの本当のメリットとは?

LCCのメリットとしてクローズアップされやすいのが「価格」です。黒船襲来で価格破壊!みたいな穏やかでない見出しが雑誌にも踊っていますが・・・これは必ずしも正しくないんじゃない??、と思っています。今の日本の国際線航空運賃をみると、流通している格安航空券(=LCCではないメガキャリアの格安券)の価格は世界的に見てもかなり安い水準にあります。

たとえばトラベルコちゃんなどで検索してみると、特に多くの会社が就航しているメジャー路線は、かなりの低価格で提供されているものがあり、LCCより高いものばかりではありません。台湾なら1万円台、東南アジアでも2万円台の券がけっこうあります。ニューヨーク往復4万円なんてものまで…。

というわけで、価格についてはLCCの完全勝利ともいえないな~なんて思っていますが、一方で格安航空券には、特有の ”使いにくさ” が3つあります。この使いにくさの方が、私としては価格よりも、よほど厄介な存在です。以下の使いにくさゆえに、ここ最近は "格安航空券" を買ったことがありません。

1.たいていの場合において安い券は「時間帯未定」なこと。
時間に余裕がある人にとっては、これは大した問題にはならず、安ければOKということになるでしょう。しかし、普通に働いている大多数の人にとっては、休みを取れるスケジュールは限られています。よって、自分が買ったチケットが、出発直前になるまで、いったい何時に出発して、何時に帰国するのかわからないようだと、現地での予定もまともに立てられません。

2.「往復」が原則で、「片道」の格安券がないこと。
格安航空券は、基本的には出発地=目的地の単純往復であることが多いです。あるとしても、オープンジョーといって、往路着と、復路発を異なる都市にすることができるものです。しかし、格安券で「片道」のチケットは、ほぼ皆無といってよいと思います。片道が買えないデメリットは、自分で設計した周遊行程が立てにくいことです。

3.「滞在日数制限」があること
現地で○泊以上しなくてはいけないとか、○日以内に往復しないといけない、といったタイプの制限です。たいてい安いチケットほど、厳しい制限になっています。たとえば○泊以上について言えば、東南アジアではせいぜい2泊ですが、欧米では3泊以上が基本です。短い休みしか取れないのであれば、この制限がネックになることもあります。

さて。裏を返せば、上記3つの制約がないことが、LCCのメリットでもあると思っています。

LCCは、もちろん価格も安いのはメリットですが「きっちり便(時間)指定できる」「片道から買える」「滞在日数制限なし」というのが、大きなメリットになると思います。また、ルートの制限もないので、本当に自由な旅程が組めます。

たとえば、春秋航空(茨城→上海浦東)、新幹線で陸路移動(上海→杭州)、エアアジアX(杭州→クアラルンプール)、エアアジアX(クアラルンプール→東京羽田)という旅程も、自由に組むことができるわけです。このような旅程は、格安航空券ではまずありませんし、大手航空会社でこのルートのチケットを買おうとすれば、とんでもない金額になってしまいます。

LCCは、簡素なサービスで低価格、というだけの認識ではもったいないですね。さらに限られたスケジュールでも、自由な旅行ができるように、日本でもどんどんLCCが広がってくれたらと思います。

2010-10-22

日本に乗り入れているLCC一覧。

昨晩はワールドビジネスサテライトで、春秋航空が特集されてましたね。王正華社長がインタビューの中で「次は香川空港への就航が有力」ということで、まあ驚きました。しかも「片道3,000円で売り出す」というからすごい!

周囲でも、LCCが何の略称かはわからなくても、LCCという言葉や意味は知っている人が多くなってきている感触があり、雑誌でも日々特集が組まれている状態。認知度はどんどん高まっているようです。

さて現在、日本に乗り入れている(&乗り入れが決定している)LCCは、以下のキャリアになります。何をもってLCCと呼ぶかは色々あるでしょうが・・・独断と偏見ですw

エアアジアX(D7)
東京羽田=クアラルンプール
2010年12月9日~
D72653  HND 23:45 - KUL 06:30+1 247
D72652  KUL 14:40 - HND 22:30 247

春秋航空(9C)
東京羽田=上海浦東
2010年7月28日~(プログラムチャーター)
9C8988 IBR 13:55 - PVG 15:45 137
9C8987 PVG 08:45 - IBR 12:55 137

セブパシフィック航空(5J)
大阪関西=マニラ
2010年10月14日~
5J827 KIX 19:20 - MNL 22:30 247
5J828 MNL 14:00 - KIX 18:35 247
2011年2月3日~
5J827 KIX 20:40 - MNL 23:50 247
5J828 MNL 15:20 - KIX 19:55 247

ジェットスター航空(JQ)
東京成田=ケアンズ
2010年10月31日~2011年3月26日
JQ26 NRT 20:10 - CNS 04:50+1 14567
JQ26 NRT 21:20 - CNS 06:00+1 23
JQ25 CNS 12:05 - NRT 18:45 14567
JQ25 CNS 13:20 - NRT 20:00 23

東京成田=ゴールドコースト
2010年10月31日~2011年3月26日
JQ12 NRT 20:25 - OOL 06:25+1 Daily
JQ11 OOL 10:50 - NRT 18:55 Daily

東京成田=シドニー(ケアンズ経由)
2010年10月31日~2011年3月26日
JQ26 NRT 20:10 - CNS 04:50+1 15 / JQ16 CNS 07:20 - SYD 11:15 26
JQ15 SYD 08:45 - CNS 10:45 47 / JQ25 CNS 12:05 - NRT 18:45 47

大阪関西=ケアンズ
2010年10月31日~2011年3月26日
JQ16 KIX 20:25 - CNS 05:10+1 1457
JQ15 CNS 12:20 - KIX 19:10 1457

大阪関西=ゴールドコースト
2010年10月31日~2011年3月26日
JQ20 KIX 20:50 - OOL 06:55+1 Daily
JQ19 OOL 10:05 - KIX 18:20 Daily

大阪関西=シドニー(ケアンズ経由)
2010年10月31日~2011年3月26日
JQ16 KIX 20:25 - CNS 05:10+1 15 / JQ16 CNS 07:20 - SYD 11:15 26
JQ15 SYD 8:45 - CNS 10:45 47 / JQ15 CNS 12:20 - KIX 19:10 47

ジェットスターアジア航空(3K)
大阪関西=台北桃園=シンガポール
2010年10月31日~2011年3月26日
3K522 KIX 17:00 - TPE 18:40 / TPE 19:30 - SIN 00:05+1
3K521 SIN 07:10 - TPE 11:50 / TPE 12:30 - KIX 16:10

チェジュ航空(7C)
大阪関西=ソウル金浦
2010年10月31日~
7C1481 KIX 16:30 - GMP 18:25 Daily
7C1482 GMP 14:00 - KIX 15:40 Daily

大阪関西=ソウル仁川
2010年10月31日~
7C1301 KIX 11:45 - ICN 13:40 Daily
7C1302 ICN 09:10 - KIX 10:55 Daily

北九州=ソウル仁川
2010年10月31日~
7C1501 KKJ 16:45 - ICN 18:10 357
7C1502 ICN 14:30 - KKJ 15:55 357

名古屋=ソウル金浦
2010年10月31日~
7C1681 NGO 13:10 - GMP 15:10 Daily
7C1682 GMP 10:30 - NGO 12:20 Daily

エアプサン(BX)
大阪関西=釜山
2010年10月31日~
BX121 KIX 18:10 - PUS 19:40 Daily
BX122 PUS 16:00 - KIX 17:20 Daily

福岡=釜山
2010年10月31日~
BX141 FUK 11:20 - PUS 12:15 Daily
BX142 PUS 09:40 - FUK 10:30 Daily

こうして改めてみると、関空のLCC充実がいい感じに進んでいます。

2010-10-21

万博後の上海へ春秋航空(9C)で。

11月にソウル行きを検討(というかほぼ決定)したんですが、その過程で、そういえば9月に人気沸騰した春秋航空はどうなっているのだろう?とふと思って、Webサイトを覗いてみました。すると・・・以前(日本就航前)はなかった日本向けのサイト(日本語)も新たにできています。

春秋航空の弾丸ツアーを考える場合、土曜発→月曜帰着で、1日休みをとって2泊3日というのが現実的なプランになると思います。具体的には、以下のようなスケジュールになります。

土曜日 9C8988 IBR 13:55 - PVG 15:45
月曜日 9C8987 PVG 08:45 - IBR 12:55

まだ現時点でも、往復コミコミ17,930円で上海に行けます!(11/13~11/15)

上海万博(上海国際展覧会)は、10月31日で会期を終了しますが、11月はまだまだ上海ガニ、とくにオスは旬ですし、訪問するには良い季節だと思います。

なお、東京から茨城空港のアクセスも、東京駅から出ている関東鉄道の高速バスが、航空便の利用者は、東京駅-茨城空港を片道500円という破格値で提供してくれているので、とりあえずOK。

ちなみに・・・・・・往路は東京駅10:00発→茨城空港11:40着というバスがあるので、まあ春秋航空がの出発時刻(13:55)の2時間前だからまあ良いとして、復路は最終の東京行きバスが、茨城空港13:10発→東京駅15:40着となり、春秋航空が上海から到着するのが12:55だから、15分でイミグレ通過して乗れるのか?っていうきわどい勝負(たぶん無理)。

もともとアシアナ航空がソウルから到着する時間(12:00茨城着)に合わせて設定されたスケジュールっぽいので仕方ないが、春秋航空の利便性を増したい=茨城空港の利用も増やしたいなら、絶対間に合うような時刻表に変更すべきだと思う。茨城空港はたださえ厳しい状況のはずなのに、こんな自明の対策すらできないのか。。。JR石岡駅とかからチンタラ電車で帰るのは、なんとも不便です。

いまのところチャーター便の位置付けなので、いつ撤退しても不思議ではありません。11月末までは運航決定していますが、12月以降はまだWebサイトで予約ができない状態ですね。今年は搭乗するチャンスがなさそうですが、来年以降もなんとか飛ばしてほしいものです。

2010-10-20

アシアナ航空:羽田=仁川線のつかいかた考。

本日は羽田空港の新国際線ターミナルがオープンということで、各メディアでも大きく取り上げていますね。今のところ、32年ぶりに就航する羽田の国際線定期便は、発着枠の関係もあって自分にとっては活用しやすい早朝深夜枠の国際便が多いのが特徴ですが、いわゆるハブとして競争力を持つには、それだけでは成り立たないでしょう。羽田空港にとっては、これからが本当の勝負ですな。

さて、羽田空港からは、従来よりソウルに各社がシャトル便を飛ばしていますが、この冬ダイヤから更に増便されて、かなりの便数が羽田=ソウル間を往復することになります。なお、羽田空港(HND)発着のほとんどの便が、ソウルは金浦空港(GMP)発着であり、仁川空港(ICN)ではありません。今までもHND=GMP、NRT=ICNというのが基本だったわけで、羽田は原則として金浦と結ばれているわけです。

そんな中、イレギュラー(?)に、HND=ICNという便も定期便として飛ぶことになりました。韓国側の航空会社、アシアナ航空が、10/31~(一部11/1~)運航します。もともとは、チャーター便として弾丸ツアーに利用されていたものですが、定期便化したということのようです。すでに特典航空券としても受付開始しています。

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ソウル(仁川)=東京(羽田)
Seoul Incheon - Tokyo Haneda

OZ129 HND 05:00 - 07:10 ICN 333 1
OZ129 HND 05:45 - 07:50 ICN 333 6

OZ130 ICN 01:40 - 04:00 HND 333 1
OZ130 ICN 02:20 - 04:30 HND 333 6
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これ、土曜早朝発→月曜早朝着が可能なので、弾丸にはもってこいのスケジュールですが、そもそも土曜日の羽田発が05:45ですんで・・・05:00には羽田空港に到着していないと厳しいってことです。

以前のSQ635の記事でも書いたとおり、羽田空港に早朝アクセスするには、けっこう大変です。05:00前にいい具合に到着できる公共交通機関は、蒲田駅か大森駅からの路線バスのみってことになります。

もしくは、ちょっと到着が早すぎますが・・・・・・品川駅東口01:30→国際線ターミナル02:02着というエアポートリムジンがあります。これが上記のアシアナ航空便(OZ129)に間に合う最終のリムジンバスです。出発まで4時間弱、頑張って24時間営業のカフェなどで耐え切るしかありません。

ちなみに、友人がこのスケジュールのチャーター便ツアーを土日月で参加したことがありますが、蒲田駅付近で飲み明かして、そこからタクシーで羽田にアクセスしたらしく、出発前から体力をかなり削られていました。当時はまだ旧国際線ターミナルだったので、ターミナル自体が深夜は開いていなかったのも大変だったそうです。

自分自身も、早朝にわざわざタクシー飛ばして羽田にいってまで、この便を使うかと言われると・・・・・・。たとえば同じ旅行に人数が4人揃うのであれば、遠い人から順々にタクシーで拾って羽田に向かうという手もありますが、メンバーが皆羽田寄りに住んでいなければ、高くついてしまうケースの方が結局は多いような気がします。

あとちょっとだけ遅くすれば、チェックインに間に合う人も多いだろうし、早朝羽田着→韓国行きの国際線の乗継ぎにも対応できるのですが・・・・・・惜しい感じがします。

なお、上記と同時に、東京(羽田)=釜山も就航します。

OZ145 HND 04:30 - 06:20 PUS 320 16
OZ146 PUS 22:10 - 23:50 HND 320 57

羽田04:30発はねえな~w

くわしくは、アシアナ航空Webサイトの運航スケジュール検索もご利用ください。なお、確認した時点では、アシアナ航空のPDF時刻表には、まだ反映されていませんでした。

ちなみに羽田=仁川は、大韓航空も同時期より就航します。こちらは極めてまともなスケジュールで使いやすいです(笑)

KE720 HND 06:25 - ICN 08:45(11/1~)
KE719 ICN 21:25 - HND 23:30(10/31~)

2010-10-18

マカオ航空:摩訶割NOW 成田=マカオ往復 37,220円 !!

正直ノーマークだったマカオ航空。ANAと提携したため、今年の7月からANAマイレージクラブにマイル積算されるようになったものの、そこまでお得な運賃がない&時間帯がイマイチだということで、しばらくは使うことはないだろうなーと思っていました。

が・・・・・・知らぬうちに発表されていた以下の航空券は、なかなかお得ではないでしょうか。

マカオ航空 摩訶割10 NOW運賃

日本発マカオ行き正規割引運賃として、2010年11月1日から2011年3月26日に日本を出発する旅程
対して設定されています。PDFはこちら。

成田=マカオ往復 コミコミで ¥37,220.- です!

NX827 NRT 15:25 - MFM 19:45
NX828 MFM 09:00 - NRT 14:25

時間帯は決して良くないが、3泊4日することを考えれば、現地滞在時間としては合格点か。まあANAだとPPがつくだとか、個人的にはマイルが125%増しだとか、いろいろそれなりの特典はあるものの、正直今年はもうPPいらないし、東京=香港線はもともと距離が短いからボーナスマイルが125%ついても大したことがない。。昨今のANA香港線の異常高騰を考えると、全く買う気がしないため、十分に選択肢になってきますな。

ちなみに予約クラスは"W"なので、ANAマイレージにも積算されません。トラベルコちゃんで検索すると、マイレージ積算されると書いてあったりするところもありますが、この運賃は積算されないと思います。

しかしすでに11月はいっぱい。12月に数席を残すのみです。ご興味のある方はお早めに…自分自身は結婚式やらなにやらで12月はちょっと厳しそうです。

2010-10-17

ANA:ジャカルタ&マニラ線の時刻表(未確認)。

知り合いから、ANAが新規就航するマニラ線、ジャカルタ線の時刻表情報をゲットしました。情報源は機内誌らしいですが、自身は未確認です。そのうちWebでも上がってくるとは思いますが、あくまで未確認情報と言う前提で載せておきます。


【成田=ジャカルタ】
NH937 NRT 08:40 - CGK 14:25
NH938 CGK 21:10 - NRT 06:30+1

【成田=マニラ】
NH949 NRT 17:55 - MNL 21:55
NH950 MNL 07:20 - NRT 12:25


・ジャカルタ線は、土日利用という観点では理想的なスケジュールかな。土曜日の早朝に出て、土日ほぼ丸々現地で過ごして、月曜日の早朝に成田に帰ってくることができる。ジャカルタ経由で、他の場所に乗り継ぐことを考えても、理想的なスケジュールに見えます。修行僧には美味しくない時刻表ですが・・・w

・マニラ線は現地滞在が非常に短くなる旅程パターン。成田発はまだしも、現地発が午前7時20分というのはかなり使いにくい。マニラから別のところに飛ぶとしても、往復ともにマニラ泊の必要がある可能性が高い。

どうでもいいが、なぜジャカルタの空港のIATAコードがCGKなのかというと、空港がチェンカレン(Cengkareng)という地区にあるため、その地区名の略称を取ったらしい。

2010-10-16

Maho Beach, Saint Martin Island - Netherlands Antilles


Maho Beach(マホビーチ)という砂浜が、カリブ海はセント・マーチン島(フランス語風にいえば、サン・マルタン島)にあります。この島は南半分のオランダ領と、北半分のフランス領に分かれているという珍しい島で、フランスの領土とオランダの領土が地続きで接しているのは、世界でここだけというのも面白い。

このオランダ領側にある、プリンセス・ジュリアナ国際空港は、タッチダウンの際(というかマジ直前)にマホビーチの直上を通過する。恐らくここまで間近で飛行中の航空機を見ることができるところは、他にない。もちろんビーチとしても素晴らしく美しいところらしく、是非一度行きたい。

離陸する際の後方気流も体感できるそうだが、大型飛行機の場合はとても危険を伴うそうで、以下のような看板で注意を促している。


2010-10-13

Atacama Desert, Norte Grande - Chile


地球上の大陸の西岸には、偏西風の影響があるため「西岸砂漠」が形成されています。その中でも南緯30°近辺に位置する三つの大陸の西岸砂漠に、3大ワールドフラワーの土地として知られているところがあります。南アフリカ・ナマクワランドと、西オーストラリア、そしてチリのアンデス山脈と太平洋の間にある、アタカマ砂漠です。

アタカマ砂漠は、純砂漠と呼ばれる、雨がまったく降らない年が何年も続く、地球上でもっとも乾燥している地域です。ギネスブックが認める世界で最も乾燥した土地。40年間まったく雨が降らなかった地域もあるそうだ。

そのような純砂漠に、一年で冬の数日だけ降る雨がもたらす、神々の花園があります。


一年のうち、9月~10月にかけてのほんの数週間、地中に眠っていたワイルドフラワーの種がいっせいに地表に花を咲かせます。南アフリカのナマクワランドは厚い絨毯のように砂漠をびっしり覆い尽くすデイジーで知られます。その分、西オーストラリアより花を見られる時期が短く限られるそうです。

アタカマ砂漠では、3大ワイルドフラワーの土地でも、群を抜いて広大な面積にワイルドフラワーが咲き誇ります。かつてはその少雨のため、幻といわれたアタカマのワイルドフラワーだが、近年はエルニーニョの影響もあって、毎年見られるようになっている。「グアナコの足」と呼ばれる紫の花の絨毯が、見渡す限り砂と岩しかない砂漠をすきまなく覆うその様子は、世界一のワイルドフラワーといわれています。

この土地は、天文学を志す人々にとっても有名とのこと。標高が高く空気も乾燥しているため、大気揺らぎや水蒸気を嫌う天文観測に適した地となっているとある。世界でも有数の天文観測拠点として名をはせています。


観光する場合は、サン・ペドロ・デ・アタカマという小さな村が、観光拠点となる。「月の谷」(月面を思わせるような砂漠地帯)「タティオ間欠泉群」(砂漠の大地から無数の間欠泉が煙を吹き上げる)「アタカマ塩湖」(フラミンゴのコロニー)「プカラ遺跡」(プレ・インカ時代の住宅跡)など。


これもアタカマ砂漠のパンアメリカンハイウェイ沿いにある。高さ11メートルを誇るというこの巨大な手だが、遺跡ではなく、チリの彫刻家Mario Irarrazabal氏によって1992年に造られたものらしい。まあ観光のネタとしてはいいかな。

このアタカマ砂漠を走破して、ボリビアのウユニに行ってみたい。いつの日になるかわからないが。

2010-10-11

ユナイテッド航空:2010年下期のオール込みフェアー発表。

ユナイテッド航空(UA)が、ソウル、北京、シンガポール行きオール込みフェアーを発表してくれました。2010年10月10日から、2011年3月31日までに出発するUA運航便(ただし2010年12月21日~2011年1月4日はブラックアウト)されます。詳細の条件は、上記のページをご覧ください。

昨年度は…北京までコミコミで19800円で行けたのですが…今年は値上げしてきましたね。それでもまあお得といえばお得ですが、掘り出し物という感じまではしないかな。ちなみにANAマイレージ的には、予約クラスは "T" なので、70%積算されます。値段の割にはお得ですね。

2010年10月10日 - 2011年3月31日*
東京発    お値段
ソウル ¥ 25,900
北京 ¥ 28,900
シンガポール ¥ 39,900

注: お値段には、往復航空運賃、燃油サーチャージ成田空港使用料、諸税などを含みます。通貨レートの変動によりわずかにお値段が変わることがあります。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上記のようになっています。このようにUAのオール込みフェアは確かに値段がお得なんですが、以下のような時刻表になっていて、つまりは時間帯がものすごく悪いんですな。アメリカ→東京→各地という便で、東京は途中寄港地にすぎないため、そういった利便性は考慮されていないわけです。

ソウル
UA891:NRT 18:30 - ICN 21:25
UA890:ICN 12:15 - NRT 14:25

北京
UA897:NRT 19:00 - PEK 22:15
UA898:PEK 10:40 - NRT 14:55

シンガポール
UA875:NRT 17:50 - SIN 00:20
UA876:SIN 08:00 - NRT 15:30

いずれの便も、金曜日の夜に成田から乗れれば、ちょっとは役にたてられそうですが。やっぱり現地滞在時間はかなり短くなってしまいます。来年春も北京に行くかなぁ…迷うところです。

2010-10-09

KIX-PVG / SHA-HND のANA特典航空券。

ANAの中国便は距離の割には高い。中国に行く大きなハードルになっている。ビジネスやツアー需要が多いから、個客相手のチケットは高くても十分やっていけるのだろうか。。などと思いながら、ちょっと特典航空券の取り方で、思いついたことを備忘録として書いておきます。

特典航空券は、距離が短く、値段が高い路線で使うのが、自分としてはいいと思っています。

#ビジネスクラスに搭乗するのにマイルを使った方がいいという人もいるが、同じ場所に行くのに、たかだか数時間のために、しかもそんなに素晴らしくもない席と食事に、何万マイルも上積みするのは自分としてはもったいない=それを我慢すれば、あと1回同じところに行けるし=ただの貧乏性ですな。。。

前置きはいいとして、中国線はまさに上記「距離が短く、値段が高い」の条件に当てはまります。日本から近い割には、チケットが高い。よって、特典航空券のメリットが出てきます。ひさしぶりに上海に行きたいと思っているのですが、春秋航空を使うのは一つの手として、特典券をつかっていこうと、いろいろ考えていたら・・・

HND-SHA-HND の単純往復の場合、飛行距離は往復で2,222マイル:特典航空券に交換するには、最低17,000マイル必要です。2,000マイル以上の飛行距離は、このカテゴリに入ってしまいます。

上記の2,222マイルから、わずか223マイルを縮められれば、最低14,000マイルを消化するだけで上海に行けます。その方法として有り得るのでは?と思うのが、題名にもある KIX-PVG / SHA-HND(もちろん逆も可)というルートでANA特典航空券を取ることです。

こうすることで、特典航空券区間の飛行距離は往復で1,942マイルに減ります。2,000マイル未満なので、目論見通り、14,000マイルの消化で特典航空券に交換することが可能です。

とはいえ、羽田から往復したいわけなので、HND-KIX間の片道チケットを買わなければなりません。しかし、これは特割などで買っても1万円くらいですし、飛んだ分だけマイルもPPも付きます。まだ精査はしていませんが、悪くない組み合わせなんじゃないかな、と思っております。時刻表としては、以下のようなイメージかな。

<往路>
ANA141 HND 07:25 - KIX 08:40 / NH155 KIX 09:40 - PVG 11:35

<復路>
NH1260 SHA 14:05 - HND 17:40  ※早めに便利に羽田に帰る場合
もしくは
NH960 PVG 17:25 - NRT 21:00  ※少しでも長く上海に滞在したい場合

実際つかうかどうかは別として、頭の片隅に入れておこうと思います。

2010-10-07

弾丸ツアーレポート:マドリッド~リスボン

マドリッドからリスボンへの移動は、スペイン国鉄RenfeのTrenhotel(トレンオテル)といわれる夜行列車を利用しました。

マドリッド・チャマルティン駅(Estación de ferrocarril de Madrid-Chamartín)にて、22:25発予定のルシタニア号を待つ。Trenhotelには、それぞれ愛称がついていて、マドリッド、バルセロナと国外の都市を結んでいる。今回乗車できたリスボン行きの "Lusitania" の他、パリ・オーステルリッツ行き "Francisco de Goya" "Joan Miró"、チューリッヒ行き "Pau Casals"、ミラノ行きの "Salvador Dalí"がある。

・早めにマドリッド・チャマルティン駅に到着したものの、まだ発車するホームが決まっていないようす。微弱な野良Wi-fi電波をキャッチできたので、すこしiPhoneでメールなどチェックできました。本当はここから郵便でも出そうと思ったけど、時間が遅いため、すでにほとんどの店は閉店していて、切手を含めて買い物らしいことはできませんでした。


・Trenhotelは、4クラス構成。上位から、Cama G. Clase / Cama Preferente / Cama Trusita / Turista となっています。Renfeのホームページでチケットを買う時、クラスの違いについて説明が書いてあるんですが、どうも詳細が良く分からず、どれにしようかかなり悩みました。ちなみに、なぜか英語版だと決済まですすめず、最終的にはスペイン語のページで決済まで持って行きました。さらにクレジットカードで決済しようとしたとき、なぜか手持ちのVISAは軒並み通らず、普段つかわないMaster(1枚しか持っていない…)でやっと決済完了。すると、PDFでプリントアウトできるチケットが入手できて、それを乗車時に車掌さんに渡します。

・今回選択したのは、最上位のグランクラーセ(Gran Clase)。シャワー、トイレ、洗面台付きの個室寝台で、食堂車での朝夕の食事&ドリンク代までもチケット代金に含まれている。この時で1部屋1人利用だったので、200ユーロちょっとでしたけど、円高(1EUR=110円くらい)の恩恵もあって、移動費&食事代&宿泊費を考えたら、決して高くないと思いました。


・コンパートメントはカードキーがあり、気軽に荷物を置いて食事に出かけられるし、夜も安心です。


・右上にミネラルウオーター、2名分のアメニティグッズ(石鹸や歯ブラシなど)、タオルなどが室内には完備。シャワーは水圧が若干足りない感じはするが、十分に熱いお湯が出てきて、とても快適。寝台列車でこれだけの設備があることに、かなり感動しました。あと、電源は洗面台左上の1ヶ所のみです(下の写真参照)。携帯電話やデジカメ電池の充電はここで済ませます。



・せっかくなので、他の車両にも遠征してみました。上から2番目のクラスにあたるプリフェレンテ(Preferente)。コンパートメント内には、グランクラーセと違って洗面台のみ。シャワーはなく、トイレは部屋の外にある共同のものを利用できる。こちらは、朝食のみチケット料金に含まれているらしい。グランクラーセはかなり人気があるようで、予約受付開始(乗車の2か月前)から早めに予約した方が良いみたいだが、こちらは割と席が残っていることが多いとのこと。


・一番格安席のトゥリスタ(Turista)。リクライニングシートとはいえ、ここで夜の10時間を過ごすのは、なかなか大変。料金はとても安いので、節約志向のバックパッカーには良いと思います。


・ここまで車内偵察しても、全然発車する気配がない。結局、定刻より1時間ほど遅れて発車。マドリッド駅のホームに止まった状態で、夕食を終えてしまいました。。部屋に戻ると、ベッドメイキングが完了していました。このコンパートメントは最大2名が泊まることができます。2名の場合は、二段ベッドのようになります。一日中マドリッドを荷物を抱えて観光したので、疲れ切っていたのか、ぐっすりと眠ることができました。まあ、前日はA380とはいえ、機内泊だったからね。。久しぶりに横になって寝れるのが幸せでした。


・食堂車での朝食の風景。到着の1時間前くらいにモーニングコールで起こしてくれます(内線電話がついている)。夜明けのリスボン郊外の風景を眺めながら、優雅な朝食。


・発車がかなり遅れたにもかかわらず、定刻(07:41)にリスボンに到着。所要:9時間16分。かなり取り戻しましたな。リスボンではオリエンテとサンタ・アポローニャの2つのターミナル駅に停車します。自分は地下鉄の乗り継ぎを考慮して、サンタ・アポローニャまで乗車しました。



ルシタニア号については、地球の歩き方[マドリッド~リスボン] 国際夜行列車Lusitaniaの旅 のページがかなり詳しいので、ご参照ください。大変役に立ちました。ちなみに、このルシタニア号での移動を組み込んだツアーもありますが、席種は確認した方がいいと思います。堪能するのであれば、是非ともグランクラーセを強くお勧めします!

2010-10-06

弾丸ツアーレポート:マドリッド

前回ポストで、半日かけてスイスのチューリッヒからスペインのマドリッドに到着。到着したのが、だいたい16:00くらい。ここから、わずか6時間半のマドリッド観光。時間があれば、トレドなどにも足を延ばしたいところだが、夜にはRenfeの寝台ホテル列車(Trenhotel):ルシタニア号に乗車して、リスボンに向かわねばならない。

・まずはマドリッド空港から市内中心部へ向かう。空港内にて見かけた↓のウェルカム・サインボード。左側の写真はマヨール広場、右側はレティロ公園の中にあるクリスタル宮殿(Palacio de Cristal)。


・マドリッド空港には地下鉄が通っていて、市内各所へのアクセス至便。電車も結構出ている様子。大袈裟かもしれないが、いまだに成田ほど不便な首都空港はないと思える。


・マドリッドの中心地にある広場:プエルタ・デル・ソル。ここを基点として、東側にプラドをはじめとする美術館群、西側に王宮があり、それらを順番に回ってみた。全部、徒歩で回れる範囲だったので、ちょうど清々しい気候もあって、気持ちよく散歩することができた。


・途中で立ち寄った "Museo del jamon"。サン・ミゲル市場の他、いろいろな場所でイベリコ豚のハムは購入できるし、"Jamonia" という店にも行ってみたかったが、とりあえず有名どころとしてこちらへ。後で支店もいくつか見つけたので、繁盛しているのでしょうね。お土産用にハモン・イベリコ入手!ちなみに売り場にはバルが併設されていて、時間があれば、そこでタパスを楽しむこともできるよう。この後にいく美術館もすばらしかったし、もうちょっと時間があれば・・・と思ってしまった、マドリッド弾丸観光です。


ティッセン=ボルネミッサ美術館 (Museo de Arte Thyssen-Bornemisza)へ。個人コレクションだと思って少しナメてかかっていたら、ティッセン・ボルネミッサ男爵家の個人コレクションは、英国のエリザベス女王のコレクションに次いで世界第2位と言われているらしい。。三階の中世画からスタートして、下層階に至るにつれて、印象主義、近現代美術へと時代が変遷していくが、とにかく作品数が膨大。個人的には、ドガ「緑の服の踊り子」、ルノアール「庭で日傘をさす女」などの柔らかく明るいタッチの絵画が印象的。カラバッジョは他の作品はあまり覚えていないが、ここの「アレクサンドリアの聖女カタリーナ」は白眉。写真左にひそかに写っている、ドメニコ・ギルランダイオ「ジョヴァンナ・トルナブオーニの肖像」、ピカソ「鏡をもつアルルカン」、エル・グレコの「受胎告知」は、有名な割には特段の感想なし、という感じでした。


・プラド美術館へ。なぜかはわからない(閉館時間直前だったから?)が、入場料がタダでした。ラッキー。ここは、もっと時間を取ってゆっくり回りたかった。本当にすばらしい作品は数あれど、ティエポロ「無原罪の御宿り」が良かったです。


・上述の、ティエポロ「無原罪のお宿り(Immaculate conception)」。名前はもう少しセンスある和訳をしてほしいものです。。本作は、ティエポロ晩年を代表する作品のひとつで、1762年、当時のスペイン王カルロス3世から王宮の装飾画制作のためにマドリッドに招かれた際、同王から重ねてアランフェスのフランシスコ会サン・パスクアル聖堂の祭壇画の依頼を受けて描かれたもの。


・さて、すでに19時を回っていたと思いますが…ようやく夕方らしい空色になってきた。マヨール広場ではレストランがオープンエアで席を連ねて、9箇所のアーチより早めのディナーに興じる人々を待っている。路上でフラメンコなどの一芸を披露している者があったり…雑駁で賑やかなラテンの雰囲気と、17世紀以来、再建を幾度か繰り返してきた伝統ある広場と建物が背景となり、暗くなりかけてきた夕空の下で、喧騒を楽しみながらしばし旅情に身を委ねる。というかメシの時間が足りない(汗)

  

・マヨール広場から、王宮周辺まで歩く。ライトアップされた王宮と、夕日が沈みきる直前の空が、本当にいい色合いでした。

 

そのほか、スペイン広場やグラン・ビアなど、一通りのマドリッド観光を堪能して、これから一晩かけて、ポルトガル・リスボンへ向かいます。マドリッドのターミナル駅、チャマルティン駅まで地下鉄で移動、ルシタニア号に乗車します。

2010-10-05

シンガポール航空(SQ)の羽田始発便ツアーがお得。

シンガポール航空(SQ)のツアーがお得じゃないかと思ったので、ちょっと書き留めておこうかと。自分自身は個人旅行がけっこう多く、また旅程が複雑なことばかりなので、ツアーを使いたくても使えることはほとんどないが、以下の内容のツアーは、二人以上なら使えそうな気もしています。

シンガポール航空!11/1日初便に乗ろうキャンペーン!27800円~

《行程》
★1日目
○いってらっしゃいませ○
SQ635便(06:25発/12:50着)←羽田発
※時刻・時間は予告無く変更になる場合がございます。
着後、お客様ご自身にて、弊社指定のカウンターへ。
ホテルまで送迎いたします。
ホテルチェックイン後、自由行動。
★2日目
○終日自由行動○
★3日目
○終日自由行動○
チェックアウト:12時
レイトチェックアウト:延泊代金1泊分(ご出発まで利用できます。)
ホテルより、空港へ送迎。
空港到着後、個人チェックインとなります。
SQ636便(21:50発)
上記、フライトにて、ご帰国。
★4日目
SQ636便(05:15着)
にて、羽田空港ご到着。
着後、自由解散。
○お疲れ様でした○

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

11/1の初便を利用するツアーが一番安いけど、月曜日なのでちょっと使いにくい。。が、それ以外にも以下のような催行日設定があり、使える日程もありそうな感じがします。

・29,800円(11/1、2、6-17、25-30)

仮に29,800円の催行日出発だとすると…燃油サーチャージなどもコミコミで、総額は48,840円になるかと思います。マイルはつかないけれど、2泊分ついてこの値段、しかも全行程フリータイムというのが良いと思います。格安ツアーの場合、たいていは行きたくもない免税店に寄らされたり、現地日曜出発(使いやすい日程)だとプラス何千円とか、あれやこれや制約があることが多いので。

ちなみにこの往路に利用するSQ635便、羽田発が早朝06:25発なので、45分前がチェックイン締め切りとすると、どんなに遅くとも05:40には、国際線のチェックインカウンターに行かねばなりません。これに間に合う電車は、京浜急行電鉄、東京モノレールともに、かなり限られています。いずれも時間の余裕はそんなに多くありません。東京でも郊外在住だと、下記の電車に間に合わない場合は、前泊などの必要があるため、安いツアーにするメリットがなくなってしまいかねません。

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京浜急行電鉄
京急蒲田05:19発→05:27着 / 品川05:15発→05:29着
羽田空港国際線ターミナル駅時刻表のダウンロードはこちらから(1.7 MB)

東京モノレール
浜松町04:58発→05:12着 / 05:11発→05:29着(※推測)/ 05:22発→05:37着(※推測)
----------------------------------------------------

なおリムジンバスは、いまのところ東京空港交通、京浜急行バスも、早朝対応便を10月31日から運行するようですね。一番早く到着するのは、TCAT→国際線ターミナル05:10着です。そのほか、新宿・池袋・品川・銀座などの東京の中心地からは、少なくとも5時台には国際線ターミナルに到着できるリムジンバスが設定されました。詳しくはエアポートリムジン京浜急行バスの各サイトにて、ご確認ください。

その他、路線バス(京急バス)が、10月31日深夜(11月1日)より、JR蒲田駅(東口4番乗り場)04:30→04:50着、JR大森駅(東口3番乗り場)04:30→04:55着の早朝バスを運行開始するので、これは間に合いそうです。しかし蒲田や大森に04:30に到着という時点で、かなり無理がありますな。しかも運賃が540円と、けっこうお高い。横浜方面からの京浜東北線の始発列車が、バスの発車時間前ギリギリに到着(蒲田04:24着 大森04:28着 大宮行)するので、横浜方面在住の人は使えるかもしれません。

しかしシンガポール入国の際にパスポートは残存6ヶ月必要なんてしらなかった。。来年5月にパスポートが切れるので、今月マカオから戻ってきたらいよいよ更新かな。ページを増補したけど、もう1ページしか残ってないし、潮時か。

2010-10-04

ANA:提携航空会社の特典航空券 必要マイルが微妙に改悪

ANAの特典航空券についてですが、2011年4月以降のANAマイレージクラブの新サービス導入・制度変更についてというサブジェクトで、「提携航空会社特典航空券の必要マイルチャートを一部変更」というトピックスが発表されました。

同じプレスリリース内にある、マイル事後登録手続きの簡素化や、アップグレードポイントの件は、正直あまり影響がないので省略しますが、上記の必要マイルチャートの変更は、微妙に気になるところです。

#ところで、アップグレードポイントを利用するアップグレードは、そもそもチケットの対象クラスが高すぎて、比較的高いクラスが安く手に入る海外発券ですら、はたしてペイするのか微妙なのがいかにも残念。
#高いクラスを会社で購入してくれるような社用族以外には、ほとんどアップグレードの機会なんてないんじゃないかなというのが率直な感想。

話を戻して、特典航空券に関する改変ポイントは・・・・・・

【現行】2000マイル以下の行程が3つに分かれていた。

全旅程の距離 エコノミークラス ビジネスクラス ファーストクラス
0~600 14,000 28,000 45,000
601~1,600 17,000 33,000 55,000
1,601~2,000 20,000 38,000 60,000

【改変後】2000マイル以下は1カテゴリに統一される。

全旅程の距離 エコノミークラス ビジネスクラス ファーストクラス
0~2,000 20,000 38,000 60,000

ということで、0~1,600マイルの行程について、これまでより多くマイルが必要となり、残念ながら改悪です。が、東京ベースで考えると、1,600マイルで往復できるところは限られていて、代表的なところとしてはソウル(片道758マイル=往復1,516マイル)。ただ、ソウルはANAがかなりの本数を運航しているので、単純往復であれば、素直にANAを使うほうがお得になります(※ANA運航便を利用する場合は、ハイシーズンでも18,000マイルで済みます)。

ということで、東京発着の単純往復で考えると、もともと1,600マイル未満の国際線行程というのは選択肢が多くはないわけですが、例えば地方空港からアシアナ(OZ)でソウル往復したいとかいう場合は、ANA便は直行していないわけで、今回のケースは響いてくるでしょう。

自分自身の場合は、海外でのスターアライアンス便利用に影響があるかな、というくらい。例えば、ヨーロッパ域内で1,600マイル未満の短距離で、しかも普通にチケットを購入すると値段が高いルートはたくさんありますので、そういうときにスタアラ特典は使えるんですが、まあやむを得ないですね。

一方で、今回ニュースを見て一瞬ヒヤっとしながら、死守されたラインがあります。

全旅程の距離 エコノミークラス ビジネスクラス ファーストクラス
2,001~4,000 22,000 43,000 70,000

このラインは、最終防衛ラインとも呼ぶべきところで、ここが改悪されたら、自分にとってはスターアライアンス特典の魅力の大半が消滅すると言っても過言ではありません。このラインは、必要マイル数に対する旅程距離が、必要マイルチャート内で随一といってよいくらい効率のいいラインになっています。スターアライアンス特典を使うなら、4,000マイルぎりぎりいっぱいの行程を組むと、消化マイル的に効率がよいのです。

で、もう一つ、特典航空券の大きな魅力は、チケットが1年間有効なことです。つまり、一度で4,000マイル終わらなくても、複数回の旅行に分けてもよいということです。それを前提として、特典航空券と、海外発券を組み合わせれば、効率が良くなることもあります。

例えば、特典航空券でHND-GMP/ICN-HKG-SHA-HND(3,937マイル)を取って、間にソウルか香港発券を組み込むとか。自分にとっては、こういう組み合わせを色々考えてプランを立てるのも、旅行の大きな楽しみの一つです。

2010-10-03

燃油サーチャージ:シンガポールケロシン価格の調べ方。

【2012年7月27日 改訂しました】

ここ数年は、ある一時期を除いて燃油サーチャージが異常に高いので、航空券を買う時に支払う費用にも非常に痛い影響を及ぼしている。燃油サーチャージの価格は、各航空会社によって異なるが、その基準となるのはシンガポールケロシンの価格。ケロシンは kerosene と綴り、灯油という意味です。灯油は paraffin とも言いますが、両者の違いはよくわからんです。

それでは、シンガポールケロシンの価格は、どこでわかるのか。
Bloombergが、グラフの推移を提供しており、おおよその推移を把握することができます。

Singapore Jet Kerosene fob Spot Cargo Price (JETKSIFC:IND)
日本語版:http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=JETKSIFC:US
英語版:http://www.bloomberg.com/quote/JETKSIFC:US

以前は、米国政府のホームページで確認することができたのだが、現在は参照できなくなっているように見える。

たとえば、ANAの2012年10月1日以降発券の燃油サーチャージは、2012年6月~7月のシンガポールケロシン市場価格の2ヶ月平均値で決定されます(詳しくはこちら)。チャートを眺めると、6月~7月の平均は、だいたい110ドル台だろうと目算できるので、ANAの燃油サーチャージ表の「110米ドル以上 120米ドル未満」という枠の料金が該当するとわかります。

上記の1つ前の期間、すなわち2012年8月1日~9月30日に発券する場合には「120米ドル以上 130米ドル未満」の枠が適用されていますので、8月や9月に買うよりは、10月に購入した方が、燃油サーチャージは安くなる、ということです。


チケットを今買う方が得か、燃油サーチャージが改訂されるの待った方が得か、おおまかに考えるのに役に立っています。

2010-10-02

ANA:スーパーエコ割7羽田スペシャルは使える!

10月1日になって、ANAが新しいキャンペーンをいきなり打ち出してきましたね。羽田線キャンペーン運賃第2弾!「スーパーエコ割7羽田スペシャル」設定 ということで、羽田発着のロサンゼルス、シンガポール、バンコク線で、お得な運賃となっています。10月7日から発売ですが、これは人気を集めることでしょうね~。

9月30日までの「エコ割羽田スペシャル」は、お得なのか若干怪しいところもありましたが、今度はそういった微妙なところもなく、お得なように思えます。

諸条件が出てくるのはこれからですが、名前から推測される7日前購入期限という条件以外は、通常のスーパーエコ割3と同じなのではないかなと思います。

で、さっそく9月に測定したSINタッチ(成田利用)の概算とは違うルートで、往復羽田線を使う場合の試算を。

【旅程パターン】
土曜日 NH131 東京(羽田) 15:35 - 18:20 沖縄(那覇)  海外乗継割引スペシャル
土曜日 NH136 沖縄(那覇) 19:20 - 21:30 東京(羽田)  スーパーエコ割7
土曜日 NH151 東京(羽田) 23:30 - 06:20+1 シンガポール スーパーエコ割7
日曜日 NH152 シンガポール 22:00 - 06:00+1 東京(羽田) スーパーエコ割7
月曜日 NH121 東京(羽田) 07:45 - 10:35 沖縄(那覇)  スーパーエコ割7
月曜日 NH124 沖縄(那覇) 11:35 - 13:45 東京(羽田)  海外乗継割引スペシャル

これが、一番休みを取らなくてもSIN/OKAタッチができる旅程だと思います。残念ながら、羽田発着の場合は、土日だけで完結することはできません。しかし、シンガポールには日曜日にほぼ丸1日滞在できるのは、メリットと言えます。

土曜日と月曜日のOKAタッチは、時間の余裕に応じて、那覇をもう少し楽しんでも良いかもしれません。前回試算の成田利用パターンとは違い、半休だけだとちょっとキビシイですしね(上記の通り、最速で羽田に戻れるのが13:45なので)。ということで、時間的な効率からいえば、金曜午後半休だけで済ませられる成田利用の方が良いとは思います。

このスーパーエコ割7の場合、獲得できるプレミアムポイント(PP)は前回試算と変わらずですが、価格が変わってきますので、PP効率が変化します。HND=SINの場合、最安値を比較すると、通常のスーパーエコ割3(41,400円)と、今回のスーパーエコ割7(38,400円)の差額は、3000円です。つまり、単純に今の価格から3000円値引きされると思ってよいと思いますので・・・

【国内線普通席の場合:PPT換算】12508 PP - 74,316円 - 5.94/1PPT
TYO-OKA:984×2=1968
OKA-TYO:984×2=1968
TYO-SIN:2318
SIN-TYO:2318
TYO-OKA:984×2=1968
OKA-TYO:984×2=1968

・・・ついに6円台割ったよオイ!

ダイヤモンドステータスでは、上記旅程だけで 19,132マイルを獲得するので、現在 1マイル=2円のレートでeクーポンに交換できることを勘案し、19,132 × 2 = 38,264円の価値があるマイルを獲得できるという換算になります。これを、仮にチケット代から差し引けば、実質 74,316 - 38,264 = 36,052円となり、実質的に払う金額に対するプレミアムポイント獲得効率は、1PP=2.88円となります。

このような変な使い方をせずとも、今度発売される「スーパーエコ割7羽田スペシャル」掛け値なしにお得な運賃ですので、予約する価値大です!!

2010-10-01

弾丸ツアーレポート:チューリッヒ&バーゼル

もう10月になり、すさまじい猛暑も嘘のようにすーっと引いちゃいました。9月下旬にヨーロッパや東南アジアをまわってきて、日本に帰ってきたら、いきなり気温が10℃くらい下がっていて、危うく風邪をひきそうになりました。

さて、今回の9月連休で行ってきたところを、ざーっと振り返ってみます。まずはチューリッヒ空港からバーゼル空港への陸路移動。

・シンガポールから初搭乗できた、SQのA380。印象としては「明るい」&「広い」。ホテルのロビーに迎え入れられたかのような感覚(もちろん大袈裟だけど)を受けた。写真からではわかりにくいと思いますが、座席のスペースもエコノミーでも比較的余裕があるようにつくられており、この時は実に12時間50分という長時間飛行だったにもかかわらず、正直あまり苦にならず。その他、機内エンターテインメントなども充実しています。


・チューリッヒ空港にはAM8:00に到着。空港から国鉄駅(チューリッヒ空港駅:Zurich Flughafen)は直接つながっていて、駐車場ビル2と3の地下にある。空港から案内表示に従っていき、窓口で無事に切符を入手。なぜかセゾンのAMEXが通らなかったが。AM9:04発のバーゼル行きを確保した。座席は一番安い2等で十分ですね。


・ちょうど "FASHION WEEKS ZURICH AIRPORT" の期間だったようで、あちこちにこのようなディスプレイがあり、朝でまだ店も開ききっていない中、待ち時間を楽しませてくれた。


・列車は、チューリッヒ中央駅、バーデンを経由して、バーゼルに向かいます。途中の風景は、日本でも見るような山岳風景だったり、はたまた写真のような広々とした緑園地帯だったり。とくにこういった明るい緑のところが多く、美しかったです。


・バーゼル中央駅に到着。この時、日本やシンガポールは蒸し暑かったこともあって、16℃のスイスは天国のよう。長袖で涼しいくらい。なお所要時間は、チューリッヒ空港駅から、バーゼル中央駅まで、直通でおよそ1時間30分。途中混みあうこともなく、ボックス席を一人占めで来られた。ちなみにチューリッヒの空港からは、スイス各地へ列車が出ており、とても便利&快適。鉄道王国スイスと言われるだけはあるなと実感。


・バーゼルの駅前から、50系統の空港(EURO AIRPORT 行きと表示)バスに乗り換える。自動販売機でチケットが買えるのだが、スイスフランとユーロの両方が使えることに驚く。複数国の通貨が使える自販機は生まれて初めて見た。

・バーゼル中央駅に到着した時点で、だいたいAM10:30。フライト出発はPM12:55なので、チェックインは1時間前として、遅くとも正午には空港にいたいところ。そうなると、あと1時間半ある。で、ここからライン川まで散歩などしようかとも思ったが、なにしろ重い荷物を抱えていることと、川まで往復2~3kmはありそうなので、ちょっと時間的にタイトかなと思って、駅周辺の散策だけに思いとどまる。この街はドイツのフライブルク、フランスのミュルーズと国境を接していて、国際決済銀行(BIS)や、グローバル製薬企業のノバルティスやロシュの本社があることでも有名。


・バーゼル空港(バーゼル・ミュールーズ・フライブルク国際空港)に到着。この空港は特殊で、スイスの空港と思いきや、完全にフランス領内にある。国境にまたがっているとかでもない。この空港がユーロエアポートといわれるゆえんでもあり、空港へのアクセスはフランス、スイスそれぞれの出入口が独立しているという珍しいものだ。1つの空港で3つの空港コードを併せ持つ(BSL・MLH・EAP)という点も極めて珍しい。


 ・12:55発のマドリッド行き、EasyJetに搭乗。20分ほど遅れたが、他のローマ行きやロンドン行きは何時間も遅れていたことを考えると、正直ラッキー。プライオリティパスを持ってはいたものの、バーゼルでは使えないと思い込んで、使わずじまい。もったいねー(SWISS-LOUNGEが使用可能)。EasyJetがディレイしまくりで、待合ロビーには人があふれまくっていました。なにはともあれ、飲まず食わずのまま、午前中いっぱいかけて、ようやくスペイン・マドリッドに移動です。