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2010-05-15
台北:平渓国際天燈フェスティバル
台湾では、旧暦の1月15日は元宵節と呼ばれ、各地でランタン祭りが開催される。その中でも、特にこの季節を彩る代表的な祭の1つが、台北県平渓で開催される「国際天燈フェスティバル」。
中国語では「平溪放天燈」と呼ばれるイベントが目玉だが、この開催場所である平溪までのアクセスは、台北市内からはバスで1時間、そこから会場まではまた20分から30分ほども歩くらしい。しかし、決してアクセスが悪いところではない。トロッコ列車に乗っていくパターンもある。詳細はまた行く直前にでも。
この放天燈というのは、タイのチェンマイのイーペン祭にも似ている。気球の原理を用いて、紙製の大型行灯の形をした「天燈」に願い事を書いて天高く打ち上げるのだ。てっきりチェンマイでしか見ることができないものと思っていたが、近くの台湾でもこのような伝統があるとはまったく今まで知らなかった。ここ台湾では、ランタンの色はさまざまで、それぞれの色にそれぞれの意味があるとのこと。
今年の台北県政府観光局の事前発表によれば、フェスティバルは2月16日~3月7日の期間中、14回イベントが行われ、その中に、2月28日の元宵節当日の十分天燈広場および3月6日の平渓国中(中学校)で行われる2回の大規模な天燈上げイベントが含まれていたようだ。
平渓は、天燈フェスティバルの他にも、炭鉱や吊り橋の街として、風光明媚な地としても知られている。日本が寒い時期に、暖かい台北で観光を楽しみつつ、郊外まで足を延ばして、景色を楽しみながら、異国の祭りに身を投じてみるのも一興でしょう。