Google+ 月イチ海外旅行プランナー: 燃油サーチャージ:シンガポールケロシン価格の調べ方。

2010-10-03

燃油サーチャージ:シンガポールケロシン価格の調べ方。

【2012年7月27日 改訂しました】

ここ数年は、ある一時期を除いて燃油サーチャージが異常に高いので、航空券を買う時に支払う費用にも非常に痛い影響を及ぼしている。燃油サーチャージの価格は、各航空会社によって異なるが、その基準となるのはシンガポールケロシンの価格。ケロシンは kerosene と綴り、灯油という意味です。灯油は paraffin とも言いますが、両者の違いはよくわからんです。

それでは、シンガポールケロシンの価格は、どこでわかるのか。
Bloombergが、グラフの推移を提供しており、おおよその推移を把握することができます。

Singapore Jet Kerosene fob Spot Cargo Price (JETKSIFC:IND)
日本語版:http://www.bloomberg.co.jp/apps/quote?T=jp09/quote.wm&ticker=JETKSIFC:US
英語版:http://www.bloomberg.com/quote/JETKSIFC:US

以前は、米国政府のホームページで確認することができたのだが、現在は参照できなくなっているように見える。

たとえば、ANAの2012年10月1日以降発券の燃油サーチャージは、2012年6月~7月のシンガポールケロシン市場価格の2ヶ月平均値で決定されます(詳しくはこちら)。チャートを眺めると、6月~7月の平均は、だいたい110ドル台だろうと目算できるので、ANAの燃油サーチャージ表の「110米ドル以上 120米ドル未満」という枠の料金が該当するとわかります。

上記の1つ前の期間、すなわち2012年8月1日~9月30日に発券する場合には「120米ドル以上 130米ドル未満」の枠が適用されていますので、8月や9月に買うよりは、10月に購入した方が、燃油サーチャージは安くなる、ということです。


チケットを今買う方が得か、燃油サーチャージが改訂されるの待った方が得か、おおまかに考えるのに役に立っています。