Google+ 月イチ海外旅行プランナー: 2010-09

2010-09-29

イーペン祭:最大規模のコムローイ打上げ日程変更。

11月に予定していたチェンマイ旅行。目的はただ一つ。イーペン祭だ。

チェンマイ市内から北に少し行ったところにある、メージョー大学の裏手敷地で毎年開催されている、最大規模のコムローイ(コムファイともいう)の打ち上げ。これに参加すること。

もう、とにかくそのスペクタクルな光景は、他に類を見ない(と妄想している)。かならずや参加する価値があると信じて、一年前から計画を練ってきていた。イーペン祭は、チェンマイにおけるロイクラトーン祭のことで、通常他の地域では川に灯篭を流すことが多いが、チェンマイでは灯篭を空に打ち上げる。昼間もそこかしこで上げることもあるが、それが数千という、とてつもない数のコムローイを一気に打ち上げるのが、このメージョー大学裏の敷地で行なわれるものだ。

通常(といってもここ数年は)この打ち上げは、イーペン祭の本祭期間の、一週間前の土曜日に開催されてきた。ロイクラトーンは、毎年陰暦12月の満月の夜に行われる。綿密な事前調査の結果、2010年は、11月20日~21日の土日が、この満月の夜にあたると読み切った。その一週間前の土曜日・・・つまり11月13日(土)こそ、コムローイの大規模打ち上げの日だろうと。そこに賭けて、航空券などの予約も事前に入れていたわけです。

しかーし。

前置きが長くなりましたが、そろそろ今年の日程も決まったかな~と、タイ政府観光庁のWebサイトを眺めてみると・・・

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サンサーイ・イーペン祭り

  • 日時:2010年11月20日(土) ※日程が変更になることもあります。
  • 場所:チェンマイ県、サンサーイ郡、メージョー
チェンマイ市内で行われるロイ・クラトンとは別に、市内から約15キロほど離れたサンサーイ郡でコムローイ(熱気球)を一斉に放す儀式が催されます。

日時:2010年11月20日(土) 予定
時間:18:30~20:30 予定
場所:サンサーイ郡、メージョー大学裏トゥドンカッサターンランナー寺院
行き方:チェンマイ市内より乗り合いソンテオ

※非常事態宣言や毎年のコムローイの落下による火災発生が原因で、行事そのものが中止になることもありますので、あらかじめご了承ください。
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・・・・・・一週間ずれとるやんけ!!!!

タイ観光庁に、なぜ今年はイーペン祭の本祭期間とかぶっているのかを問い合わせたところ、理由はよくわからないが、とにかく今年は11月20日開催。ただし政情不安などの影響で変更もあり得る、という予想通りの回答。なんとなくで誰かが決めたに違いない。。。この手の思惑外れは、タイでは日常茶飯事だ。

すでに自分自身は11月21日(日)に、日本で結婚式が入ってしまっており、同伴予定だった友人も別件でタイに飛ぶ時間はなく。。一年前から計画したにもかかわらず、あっけなく断念することとなりました(涙)

以前に台湾・平渓おけるランタンフェスティバルも紹介しましたが、最近はメディアでとにかくこのイーペン祭を取り上げることもあって、俄かに知名度が向上しております。今年行けないのは残念ですが、かならずや来年は・・・。



この様子を映したYoutubeの動画はこちらです。



2010-09-28

エアアジア・羽田就航:魅力的な運賃とスケジュール。

スペイン、ポルトガルの周遊旅行から帰還しました。その真っ最中に、このエアアジア羽田就航が正式に発表されて、旅行中ではあまりキャッチアップできませんでしたが…かなり魅力的な運賃とスケジュールです!!

これはいい、というポイントをいくつか挙げていくと…

・燃油諸税などコミコミでも、片道8,000円という運賃。
・木曜深夜に羽田を出て、月曜早朝に羽田に帰ってくることができるため、休暇は金曜日1日だけ。
・クアラルンプールからは、エアアジアが東南アジアの各地を中心に、これまた格安便を網羅して出しているため、東南アジアにはほぼどこでも格安で行けることが確定。
・片道から購入できるため、海外発券のきっかけとして使いやすい。
・本格的な機内食などなくても、なんとかギリギリ耐えられる時間(往路:7時間45分)。
→これは人によるけど 笑

個人的には、海外発券のきっかけとして使いたいなぁ・・・。


ところで、キャンペーン価格は片道のみの適用ですって書いてあるんですが、これってバラバラに片道ずつ購入した場合、往復ともにキャンペーン価格の適用になっちゃう気もするけど、どうなんでしょうね?まだ試していませんけど、気になる方はどうぞ。

エアアジアX、12月9日より羽田-クアラルンプール直行便就航

エアアジアX
12月9日(木)より羽田-クアラルンプール直行便就航開始
キャンペーン価格は片道5,000円

マレーシアを拠点とするアジア最大規模のローコストキャリア(LCC)、エアアジアグループの長距離路線エアアジアX(エックス)(本社:マレーシア、CEO:アズラン・オスマンラニ)は、2010年12月9日(木)より羽田空港とクアラルンプール国際空港(マレーシア)をノンストップで結ぶ新路線に週3便の就航を開始いたします。
本路線は、オーストラリア、インド、台湾、中国、イギリス、韓国の6カ国11路線に次ぐ、エアアジアXの12番目の路線となります。

エアアジアXは、今回の新路線の就航開始を記念して羽田発クアラルンプール便をキャンペーン価格片道5,000円(※)で販売いたします。キャンペーン価格の対象となるのは、2010年9月23日(木)~10月31日(日)に当社ウェブサイトより予約いただいた席になります。対象搭乗期間は2010年12月9日(木)~2011年7月31日(日)です。
キャンペーン価格は、当社ウェブサイトhttp://www.airasia.com(PC)およびhttp://mobile.airasia.com(携帯)からの予約に限り有効です。
※運賃総額は、空港税ほか3,000円を含めて、合計8,000円です。また、キャンペーン価格は片道のみの適用です。

◆運航概要
出発地および到着地:クアラルンプール発 東京(羽田)行き
出発/到着予定時刻:14:40/22:30
便名:D7 2652
運航日:火、木、日

出発地および到着地:東京(羽田)発 クアラルンプール行き
出発/到着予定時刻:23:45/06:30
便名:D7 2653
運航日:火、木、日

本路線には、LCC業界初の新シート「プレミアム・フラットベッド・シート」を搭載したエアバス社の新型A330を投入し、日本のお客さまに快適なフライトを提供いたします。

「プレミアム・フラットベッド・シート」は、ビジネスクラスに標準装備され、180°リクライニングの状態で、幅20インチ(約50.8cm)、シート間隔60インチ(約152cm)、全長77インチ(約195.6cm)の仕様です。また、ユニバーサル電源ソケットのほか、ヘッドレスト、読書灯、プライバシー保護用スクリーン、トレイ、ドリンクホルダーが装備されております。
お客様に快適なフライトを提供するだけでなく、マーケットリーダーとしてのポジションを確立し、革新性と卓越性を代表するブランドへと導きます。

運航機材:エアバス社A330-300
座席タイプ:(*添付の関連資料を参照)
機内サービス(すべて有料):
・機内食(予約時に事前申し込み)
・機内販売-軽食、スナック、免税品、その他
販路:
・オフィシャルサイト(http://www.airasia.com(PC)、http://mobile.airasia.com(携帯))
・旅行代理店(予定)

エアアジアXの最高経営責任者(CEO)アズラン・オスマンラニは次のように話しています。「エアアジアXの東京-クアラルンプール間直行便の就航は当社のアジア長距離ネットワークの中で韓国に次ぐ新路線の開設となります。当社の目標の一つがついに実現することを光栄に思います。世界屈指の大都市東京は、国際線ネットワークを拡充している当社にとって、重要な支線航空路の意味も持っています。週3便の運航により日本の商業中心地と結ぶことで、従来型産業のほかに観光業の強化も期待されます。現実的な利便性だけでなく、すべての人々にリーズナブルに海外旅行をお届けできるでしょう」
アズランはまた、「東京発着のエアアジアXの搭乗客の6割は、日本、マレーシアを初めて訪れるお客様になると予想しています。これは、観光業の発展に大きく貢献することでしょう。また、当社にとっても東京就航は新たな市場参入の機会となるはずです。マレーシアから日本を訪れる人は、2010年5月時点ですでに前年度比40%増の伸びを見せています。今回の初就航によりこの流れがより一層促進されるでしょう。エアアジアXの直行便の就航は、若い方々や家族に旅への門戸を拡げ、新しい旅の需要を喚起することができると期待しています。クアラルンプールをハブにエアアジアグループの132路線を利用して、ASEAN諸都市を含む諸外国に足を延ばすこともできます。また、エアアジアグループの拠点であるクアラルンプール国際空港のローコストターミナルをご利用いただくことで、低価格なだけでなく、効率的な空の旅をお楽しみいただけることになります。目的地の選択肢もオーストラリア(ゴールドコースト、パース、メルボルン)から中国(杭州、天津、成都)、台湾、イギリス(ロンドン)まで広がります」と話しています。

◆マレーシアについて
魅力あふれる国マレーシアは、数々のすばらしい体験をしていただけることで、多くの観光客に選ばれている人気の地です。マレーシアは大きな可能性を秘めている国際的かつ進歩的な国で、急速な近代化を進めるかたわら、国内に点在する豊富な文化遺産や伝統の保全にも尽力してまいりました。
高級ショッピングエリア「スリアKLCC」のツインタワーでショッピングを満喫したり、さまざまな屋台が立ち並ぶぺタリンストリートで掘り出し物を見つけたりすることができるほか、ゲンティンハイランドでカジノをしたり、美しいビーチや東南アジア最高峰のキナバル山で自然を愉しむこともできます。
マレーシアからエアアジアグループのネットワークを通じて近隣のASEAN諸都市やさらに遠くの地に飛ぶことも可能になります。

●エアアジアおよびエアアジアXについて
エアアジアはマレーシアに本社を置くアジア最大のローコストキャリアグループです。アジア、オーストラリア、およびヨーロッパに広がる広範なネットワークで132路線(2010年8月現在)を運航しており、2002年の就航開始以降の総搭乗人数は延べ9,600万を数えます。設立当初、2機で始動したエアアジアグループですが、現在はグループ全体で約94機材を運航するまでの成長を遂げています。
2010年現在、マレーシア、インドネシア、タイに拠点を置き、安定した経営を続けています。ネットワークは全ASEAN諸国、中国、インド、バングラデシュ、スリランカ、およびオーストラリアにわたり、真のASEANエアラインとしてサービスを提供しています。
エアアジアグループの長距離路線エアアジアXは、マレーシアと中国、オーストラリア、インド、台湾、英国への各便を運航しています。
エアアジアはローカル航空会社として最大級のネットワークとフライト頻度を誇る優良企業です。英スカイトラックス社が毎年実施している「ワールド・エアライン・アワード2010」で、エアアジアは、ベスト・ローコスト・エアライン賞を受賞しました。

<お問い合わせ先>
エアアジアX 予約・問い合わせホットライン(ITFS)
0120-96-3516(受付時間:午前8時~午後5時/月曜日~金曜日※祝日も営業)


2010-09-21

ヨーロッパの格安航空券の効率的な予約・確保方法。

今年のシルバーウィークは、サラリーマンとしてはかなり長い旅行をすることができました。この記事でも書いたとおり、少し複雑な行程になったものの、自分としてはかなり理にかなった行程でした。

特にポイントとなったのは、チューリッヒからマドリッドへの移動です。チューリッヒからマドリッドへは、スイスエアーが飛んでいます。しかし高い。せっかくヨーロッパまでたどり着くのに節約しても、ヨーロッパ域内移動が高くついてしまっては、本末転倒です。

そこで、チューリッヒからの直接移動ではなく、スイス国鉄(SBB)で1時間半にある、バーゼルという都市から、マドリッドに飛ぶことにしました。バーゼルからは、前記事の通り EasyJet が飛んでいるので、前述のスイスエアーの約1/3の値段で移動できました。ついでに、バーゼルを少し観光することもできて、一石二鳥です。

ヨーロッパで、格安航空はかなり数多く飛んでいます。しかし、一体どことどこを結んでいるのかは、把握するのはなかなか大変なことです。

一つ一つの航空会社のサイトをチェックしてみるのはもちろん有用な手段ですが、まずは「都市Aと都市Bは、どこの航空会社が飛んでいるの?」というリストを知る方が、効率がいいというものです。同時に、価格も調べられたら便利ですよね。そんな目的で、私がヨーロッパの際に使っているサイトは、以下の3種類です。

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Bravofly
この航空券比較サイトが特徴的なのは、だいたいの行きたい方面と日程を決めると、その辺りに行ける格安運賃が安い順に表示されるという機能です。サイトも見やすくて、ここが一番オススメです。

edreams
edreamsは、けっこう安いチケットが見つかることがあります。ただ、何となくサイトの挙動が怪しい気が。。

ebookers
こちらはごく普通の比較サイトです。だいたい同じような機能を持っている、たとえばExpedia、Orbitzやtravelocityなどは、ヨーロッパには強くはない印象なのに対して、ebookersはヨーロッパ線でもそれなりの格安券がヒットします。
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しかし私の場合、いずれにしてもこういった比較サイトでは、最終的に決済することはありません。なぜか?それは結局、航空会社の直販サイトの方が安い、もしくは同等であることがほとんどだからです。

たとえば、TAP Portugal の LIS(リスボン)- BCN(バルセロナ)を今回購入しようとしましたが、Bravoflyで見つけた値段と、同じ便をTAP Portugal の直販サイトで検索した値段は、一見同じに見えます。しかし、比較サイトの場合は、購入する際の手数料(比較サイトの取り分)がかかることが多く、さらに国外のクレジットカードで決済する場合は、その決済手数料も乗ってきます。そのような手数料を含めた最終価格は、直販サイトの方が安いことが多いのです。

よって、効果的な手順は・・・

1.比較サイトで、どの航空会社が希望する都市間を飛んでいるか、また格安券はいくらかを確認。
2.自分が欲しいチケットの、航空会社の直販サイトに行き、そこで購入する。

となります。

蛇足ですが、あるトラベルコメンテーターが「ヨーロッパの場合は空港にある代理店を回った方が格安券が手に入りやすい」ということを言っていました。これは、ある意味において正しいのかもしれませんが、もし自分の希望する日時が決まっている場合は、安いチケットが都合良く手に入るとは限らず、むしろ手に入る確率の方が低いと思います。

サラリーマンに限らず、費用より休める時間の制約がある人も多いのではないかと思いますので、私は当日空港での購入は、そういうケースではお勧めできません。事前購入でも十分に安いチケットを、自分の予定通りの時間で確保できますので、旅行もスムーズになります。

2010-09-15

エアアジア:2010年12月9日に羽田就航。

エアアジアの羽田就航については、エアアジアがLCCの代表格なこともあって、興味を持っている人が多いみたいです。既報のとおり、今年中だろうという話は出てはいましたが、最近になって、エアアジアCEOインタビュー 羽田年内乗り入れ「高いサービスを提供」 なんて記事が出てきたりして、いよいよか?という雰囲気が高まっていました。

東京・羽田空港への年内乗り入れについて(9月)21日に発表する予定、という記事内容になっていましたので、そのころはヨーロッパに飛んでいるなあ・・・と思いつつ、楽しみにしていました。

そうしたら今日になって「長距離格安航空エアアジアX、12月9日に羽田線就航を予定 近くチケット発売へ」という記事が舞い込んで来ました。

業界予想では最低価格が99−199リンギとなっている。

っていう記述あり。以前は片道14000円くらいっていう情報でしたが・・・チケット価格が99-199MYRに収まってきたら、燃油諸税入れたとしても爆安だ。

正式価格もまだ発表されてないし、チケットの発売日も気になるところ。とりあえずは続報待ちですね。

2010-09-10

ANA:海外乗継割引スペシャルのSINタッチ活用法

「海外乗継割引スペシャル」という制度がANAから既に発表されていて、東京在住の自分にとってはあまり関係ないし、当初はたいしたものではないと見逃していたのですが・・・某巨大掲示板などで見かけて、もしやこれって目的(=プレミアムポイント稼ぎ)&使いようによっては、かなりお得なことができちゃうんじゃない?ということに気づきました。

ANAのプレミアムポイント稼ぎは、SINタッチと言われる(OKA=NRT=SINの往復)を利用するのが、お手軽かつ効率が良い。他にもいろいろ効率的な方法はありますが、これよりお手軽なものは、なかなかないと思う。

しかしながら、2010年下半期は、スーパー旅割の羽田(HND)=沖縄(OKA)の運賃が高騰してしまったため、実際には1プレミアムポイント(PP)あたりの航空券費用が上がってしまう計算でした。つまり、HND-OKA / OKA-NRT-SIN-NRT-OKA / OKA-HND のうち、最初のHND-OKA と 最後のOKA-HNDの運賃が高くなり、さらにはスーパーエコ割のOKA=NRT=SIN部分も地味に値上がりして、とどめに燃油サーチャージも高くなるし、以前ほどのお得感がなくなっちゃったなぁ・・・と思っていたり。

ここで、今回使えることが判明したのが「海外乗継割引スペシャル」。いろいろなスケジュールパターンがありますが、我々は休みが取れないサラリーマン。とにかく一番休まず、かつシンガポールで1日滞在できるように、このSINタッチを実行できるプランを考えてみる。以下の通りとなります。

【旅程パターン1】
金曜日 NH131 東京(羽田) 15:35 - 18:20 沖縄(那覇)  海外乗継割引スペシャル
金曜日 NH136 沖縄(那覇) 19:20 - 21:30 東京(羽田)  スーパーエコ割3
金曜日 NH151 東京(羽田) 23:30 - 06:20+1 シンガポール スーパーエコ割3
日曜日 NH902 シンガポール 00:55 - 08:35 東京(成田)  スーパーエコ割3
日曜日 NH129 東京(羽田) 13:15 - 16:00 沖縄(那覇)  スーパーエコ割3
日曜日 NH132 沖縄(那覇) 16:50 - 19:00 東京(羽田)  海外乗継割引スペシャル

これだと、金曜午後に半休を取るだけで良い。そして一度もホテルに泊まらないので、宿泊費がかからない。しかも土曜日に、シンガポールに丸一日滞在できる。オーチャードで買い物、セントーサ島もよし、ナイトサファリでもマリーナベイサンズでカジノでも、丸一日あれば何でもできる。ただ非常に残念なのは、日曜朝に成田に着いてから、羽田に電車などでチンタラ陸路移動しなくてはならない点だ。土曜日にシンガポールを22:00に出る便は、スーパーエコ割3のルールで乗れないのが苦しい(※スーパーエコ割3は現地土曜発の便には適用されない料金)。

蛇足になるが、土日しか絶対休めないし、シンガポールなどで遊ばなくても飛行機乗りっぱなしでOKという人向けのスケジュールがある。これは身体と精神の両面がやられる可能性があるので、注意が必要かと思います。

【旅程パターン2】
土曜日 NH123 東京(羽田) 08:30 - 11:20 沖縄(那覇)  海外乗継割引スペシャル
土曜日 NH2158 沖縄(那覇) 13:00 - 15:25 東京(成田)  スーパーエコ割3
土曜日 NH901 東京(成田) 17:10 - 23:50 シンガポール スーパーエコ割3
日曜日 NH902 シンガポール 00:55 - 08:35 東京(成田)  スーパーエコ割3
日曜日 NH129 東京(羽田) 13:15 - 16:00 沖縄(那覇)  スーパーエコ割3
日曜日 NH132 沖縄(那覇) 16:50 - 19:00 東京(羽田)  海外乗継割引スペシャル

たとえば上記のような行程を、ANAのWebサイトで一括で予約すると・・・最初と最後のHND-OKAが、海外乗継割引スペシャルとして計算される。

HND=OKA往復で、9,000円(海外乗継割引スペシャル)+5,000円(スーパーエコ割の国内線切込)で、合計14,000円(往復です)という、爆安料金になります。試しに2011年1月で【旅程パターン1】のチケットを買うとすると、10月1日以降発券で燃油サーチャージが下がる(-4,000円)前提で、往復ともに予約クラスが"W"の場合、77,316円です。

【国内線普通席の場合:PPT換算】12508 PPT - 77,316円 - 6.18円/1PPT
TYO-OKA:984×2=1968
OKA-TYO:984×2=1968
TYO-SIN:2318
SIN-TYO:2318
TYO-OKA:984×2=1968
OKA-TYO:984×2=1968

さらに、国内線は当日空港のカウンターでチェックインする際に、プレミアムクラスに空席がある場合は、有償(+7,000円 ※消費税込)で、アップグレードができます。その場合、獲得できるプレミアムポイントは、50%増しになります。もしHND-OKAの4区間すべてを当日有償アップグレードした場合・・・

【国内線PCの場合:PPT換算】16444 PPT - 104,650円 - 6.36円/1PPT
TYO-OKA:984×2×1.5=2952
OKA-TYO:984×2×1.5=2952
TYO-SIN:2318
SIN-TYO:2318
TYO-OKA:984×2×1.5=2952
OKA-TYO:984×2×1.5=2952

となります。

獲得マイルも、それなりにあります。特にダイヤモンドやプラチナといったステータスを持っている人は、けっこう稼ぐことができます。例えばダイヤモンドだと、上記旅程だけで 19,132マイルを獲得できます。ダイヤモンドは、現在 1マイル=2円で交換できますので、19,132 × 2 = 38,264円の価値があるマイルを獲得できるわけです。これを、上記の国内線PCのパターンにかかるチケット代から差し引けば、実質 104,650 - 38,264 = 66,386円で、16,444PPTを稼げることになります。4.04円/1PPT となり、オソロシイほどのPPT効率です。今年の春にあったような、マイル2倍キャンペーンでもあろうものなら、ほとんどタダに近い感じになってしまいます。

修行僧と呼ばれる人々は、こういったことに目敏く気付いて、シンガポールや沖縄を往復するのだと思います。PPTを効率よく稼ぎたい人には、有用な手段かもしれません。

※ 諸々の計算は間違っているかもしれませんので、あしからずご了承ください。。

2010-09-09

ANA:エコ割羽田スペシャルは本当にお得?比較結果。

ANAから、羽田線キャンペーン運賃「エコ割羽田スペシャル」設定というニュースが出ています。

対象となるのは、10月31日から羽田線に就航する各路線。キャンペーンなので、当然ながら軒並み値下げされた運賃となっています。しかし、どうやらお得なのは「9月に購入するなら」という前提つき。結論から言うと最安運賃で予約を取れたならば、10月1日以降の購入の方がお得なケースが発生します。計算間違ってなければいいがw

ちょっとわかりにくいので簡単に紹介しますと、この「エコ割羽田スペシャル」以外にも、9月~10月には、航空券価格において、少なくとも以下2つの大きな変動があります。

1.燃油サーチャージの改訂(値下げ)
2.10月以降ご出発分の「エコ割」等一部運賃改定(値下げ)

で、9月に「エコ割羽田スペシャル」を買うのと、10月に「スーパーエコ割3」を買うのと、どちらが安いのか?という疑問があったので、ざっと計算してみました。たとえば、私が11月に予定しているバンコク線の場合は、以下の通りです。

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1.【9月30日までに「エコ割羽田スペシャル」を買った場合】
総額:57,000円
内訳:航空券本体(39400)+燃油(13000)+その他(4600)

2.【10月1日以降に「スーパーエコ割3」を買った場合 ※最安値:タイプB】
総額:56,000円
内訳:航空券本体(42400)+燃油(9000)+その他(4600)
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というわけで、10月1日以降に購入する方が、1000円安いという結果に。

「エコ割羽田スペシャル」は9月中の発券が必要になるので、先のスケジュールが確実に決まっていないと購入するとリスクが高いです。しかし、10月以降まで待ってしまうと、その時点で「スーパーエコ割3」のうち、安い運賃(バンコク線の場合はタイプBが最安値)が残っているかどうかはわかりません。それぞれ、違ったリスクがあります。

スケジュールが決まっている人は、1000円をケチって10月1日以降にスーパーエコ割3の空席がなかった!という最悪の事態に陥ることのないように、羽田スペシャルで買っておくというのが安全かもしれませんね。この1000円の価格差っていうのが、あまり表に出てこないので、ちょっと興味がてら算出してみました。

2010-09-07

中国国内線&ホテルをインターネットで手配する。

特典航空券や、格安航空券で北京や上海に飛んでから・・・その先に広大に広がる中国大陸の中を、どのように飛行機で移動するかは、けっこう悩まされる問題です。中国には三大キャリアの中国国際航空(CA)、中国東方航空(MU)、中国南方航空(CZ)の他にも、無数のキャリアが飛んでいます。日本国内からも予約できるサイトを備えているところもあれば、電話予約しかないところまで、様々ですね。

しかしこのインターネットが普及している時代、中国国内線もほとんどは日本のPCの前に居ながらにして手配することができます。一番お手軽な方法では、中国国内線は、以下のビズエクスプレスのサイトで、日本語で申し込むことができます。このサイトは、どうもctrip(携程旅行網)と同じ価格体系のような気がしているのですが、何か関係あるのでしょうかね??ちなみにctrip自体も英語版のサイトがとてもよく整備されていて、予約するのに便利です。以前は中国国内で発行されたのクレジットカードしか通らず、空港での現地受け取りで現金支払いなどしたことがありますが・・・いまやPaypalにまで対応。とても使い勝手が上がっています。

さて、このほかにもいくつか予約サイトがあるのですが・・・どこの国にもあるように、中国国内線にも価格比較のサイトがあります。

去哪儿(Qunar.com)

これがとてもよく出来ていて、特定の便でどこの予約サイトが一番安いか、またはある宿泊日のあるホテルでは、どこの予約サイトが安いかなどを一度に検索してくれます。あまりこのサイトのことを詳しく紹介しているのを見かけたことがないのですが、一度試してみてはどうでしょう。

たとえば以前、マカオの安宿を何とか事前に押さえられないかなと思って検索して見たところ、他のサイトでは見かけないような賓館レベルの宿まで、予約をすることができました。格安の宿がいいけど、当日まで確保できていないのは何か不安、という人にとっては、使えるかもしれませんね。

2010-09-04

旅程確定:9月のヨーロッパ旅行。

紆余曲折を経て、やっと9月のヨーロッパツアーの旅程が決まりました。一身上の都合もあって、もしかするとサンノゼに行かなきゃならないかも・・・という話もあったりしましたが、なんとか無事に確保。

日程は9日間なんですが、後半は友人とシンガポール&マレーシアで合流するという計画になり・・・以下のような日程に決定。

NRT(NH)SIN(SQ)ZRH / BSL(U2)MAD / LIS(VY)BCN(SQ)MXP(SQ)SIN(AK)KUL(TR)SIN(NH)NRT

いやー移動ばっかり。至福です(笑)

途中には陸路移動を2回挟んでいます。チューリッヒ(ZRH)からバーゼル(BSL)へは、鉄道(SBB)で移動。地図もガイドブックも、何も持って行かないけど、ざーっと調査したところ、チューリッヒ空港~バーゼル中央駅までは直通の電車が走っており、駅前からバーゼル空港までのバスが出ているようなので、まあ迷うことも無かろうかと。

ちなみにSBBの時刻表や乗継ぎなどは、ここで調べることができます。便利。出発地 "Zürich Flughafen" / 到着地 "Basel, EuroAirport" として検索すれば、いくつかのパターンが出てきて、所要時間もわかる。

というか、もともとはチューリッヒを経由する予定はなかったんですが・・・成田午前発のNHが確保できず、成田午後発→シンガポール深夜着になってしまうので、そのまま即日乗り継げるSQの行き先が、チューリッヒかローマしかない。そんな理由で、ある意味仕方なくチューリッヒへ。

しかし、第二の問題が勃発。チューリッヒからマドリッド(MAD)かリスボン(LIS)に飛ぼうと思っていたところ、とってもお高い。安くても片道で250EURくらいする。そもそもチューリッヒからは、あまり格安航空が飛んでいない。一方で、バーゼルからはマドリッド行きのEasyJetが飛んでいる。こちらは80EURくらい。当然こちらを選ぶ。

もう1回の陸路移動は、夜行寝台列車。スペインのマドリッド(MAD)から、ポルトガルのリスボン(LIS)までを移動します。ルシタニア号という、けっこう旅情あふれる寝台列車で、今回のヨーロッパ旅行で楽しみにしていることの一つ。これはまた別の時に書き記そうと思います。

2010-09-02

ユナイテッド航空のローフェアギャランティー

ユナイテッド航空のWebサイトにローフェアギャランティーという制度がでています。

ユナイテッドのローフェアギャランティーとは、 unitedairlines.co.jpで直接ご予約されるお客様につねに最もお得なユナイテッド(United®)運賃をご提供することを意味します。

unitedairlines.co.jpでフライトを予約されたお客様が、他のウェブサイトでまったく同じ旅程がさらに安い価格で提供されているのを同日中に見つけられた場合、ユナイテッドはお客様の航空券を再発行し、運賃の差額を払い戻しいたします。

・・・ということなんですが、この手の制度って、ホテル予約サイト(Expediaとか)でも見かけますし、家電量販店などで「当店より安い価格を他店で見かけたら、同じ価格まで下げます!」という手法と基本的には同じだと思うが、実際のところ使い物になるのでしょうか?というのは、その条件や制限が多すぎて該当するケースがほとんどなかったり、実際の申請が手間だったりで、実際にメリットを享受する人が少ないんだろうな、と思ってしまうからです。

しかもユナイテッドの本制度の場合、「航空券を購入された当日中に行う必要があります」とのこと。UAのサイトで買った当日、その後調べてみたら他のサイトでもっと安く売っていたなんて・・・ほとんど可能性はないのでは。。。

この制度で、ユナイテッドが一歩踏み込んでいるのは「次回の航空券購入時に利用できる10%割引Eサーティフィケートを提供します」という点。当該予約だけでなく、次の予約も10%引きにしますよ、というのは新しい。

当てはまるケースがかなり少なそうではありますが、頭の片隅に入れておくということで・・・こういうのyりも、もっと直接的に39,900円ポッキリのシンガポール往復とか、その手のキャンペーン価格を充実してほしいところです。