Google+ 月イチ海外旅行プランナー: AirAsia ついに羽田に年内就航!クアラルンプールへ片道14000円。

2010-04-14

AirAsia ついに羽田に年内就航!クアラルンプールへ片道14000円。

マレーシアの格安航空会社で、今や東南アジア1の航空会社まで成長したエアアジア(AirAsia)。その日本就航に関して、日経Web版で「エア・アジア、羽田に年内就航 クアラルンプール便」というニュースがついに流れました。

だいぶ前から、就航するという話が出ては消え…(というか具体化しそうで、全然具体化せず)を繰り返してきましたが、ついに年内就航ということで調整が進んでいるようですね。しかも、従来話のあった茨城空港ではなく、羽田に就航!これは、利便性から考えると、かなり大きなポイントです。

日本路線の開設を巡っては、エア・アジアX幹部が08年に茨城空港を視察するなど、同県への乗り入れを検討していた経緯がある。だが羽田空港の発着枠拡大などを受け、需要がより見込める羽田にまず就航することを決めたとみられる。

茨城空港では、着陸料などのメリットがあるとしても、需要の取り込みは全く羽田と比べ物にならない。地方からの乗り継ぎも期待できるし。最初の就航地として羽田を選択したのは、全くもって真っ当だと思います。

日本―マレーシア間は既存の航空会社を利用すると、最も安いプランでも往復4万円以上かかるケースが多い。フェルナンデス氏は「当社の片道料金は東京から成田空港へのタクシー料金より安いはずだ」と語り、集客力に自信を示した。

笑えます。日本のタクシー、とにかく高いですからね。

エアアジアは、東南アジアに駐在していた頃は、毎週のように乗っていたなぁ…当時はまだSIN-KULが、シンガポール航空(SQ)とマレーシア航空(MH)の独占で、まだエアアジアは飛んでいなかったけれど、KUL-BKKとかは、すでにタダ同然で、空港税の方が高いこともしばしば。たまに10万席・無料シートキャンペーン(!)など、かなり刺激的な取り組みをしていますね。東南アジアでは、エアアジアをはじめとして、タイガーエアウェイズ(Tiger Airways)、ジェットスター(JetStar Asia)などを中心に、これらを駆使すれば、ほぼどこでも行けるような時代が来ています。特にエアアジアは、長距離線も力を入れており、中東にも最近飛ばしています。

まだ諸々の制限があるとはいえ、エアアジアの日本就航は、今後の価格競争が一段と激化することを予感させます。JALを存続させてANAと競わせないと市場の健全性が保てない、などという寝言をいっている次元ではなくなってくるのではと思います。

クアラルンプールまでは片道6~7時間かかりますから、ハイデンシティな狭い席では耐えられない、という客層もあるかと思います。しかし私としては、航空券を節約して、現地でいい宿に泊まった方がいいかなと思っています。まあ、これは個々人の嗜好によるところが大きいのですが(笑)

あと、気軽に片道でチケットが買えるのが、エアアジアの大きなメリットではないかと。たとえば、片道だけエアアジアでクアラルンプールに飛んで、良い条件の海外発券ができれば、それで帰ってくることも柔軟にできます。

さて、今日別のニュースソースで読んだのですが、エアラインを選ぶときの基準として、マイレージが貯まるかどうかがを95%くらいの人が気にしている、という調査結果が出ておりました。そういったアライアンスに入ることは、根本的にエアアジアのようなLCCのビジネスモデルとは異なるものなので、エアアジアが加盟することはないでしょうが、今後日本便でどのような戦略を展開していくのか、本当に楽しみですね。消費者としては「安全&安く」であれば、最高です。